2014年12月1日

45.  JR東日本 品川変電所(直流)とその周辺

品川変電所
 


アプローチ:山手線大崎駅 容易                                         受電:新宿交流変電所22kV1回線・大井町交流変電所からの22kV1回線                  き電:山手線、山手貨物線、埼京線、品鶴線、りんかい線
特徴:き電線の配線がカオス状態、工事支障が無いよう地中ケーブル化されて取り回しが大変 
品川と付くが品川の車両基地にはき電していない。
 
き電線引き出し口がカオス状態
帰線部の配線
 
緑・品鶴上14新鶴見方、青・品鶴下13新鶴見方、オレンジ・須賀下11芝浦、紫・須賀上12芝浦
番号後の地名は次変電所を示す。ただし品鶴上下は次は馬込・一の坪となる

黄・山手貨上14目黒方、緑・山手貨物下13目黒方(埼京線)、青・山手外11田町方、赤・山手内12田町方
一部重複 黄・山手貨上14目黒方、緑・山手貨物下13目黒方(埼京線)、青・山手外11田町方、赤・山手内12田町方、
赤・山手内14目黒方、青・山手外13目黒方、

青・山手外13目黒方、白・たぶん山庫24 2F、白・山庫23 1F

白・たぶん山庫24 2F、白・山庫23 1F、オレンジ試22工場
白・山庫24 2F、白・山庫23 1Fであった。
 
き電線がカオス状態で判らない
変電所から引き出されて左方向に曲がる
最近 工事の関係でこの部分がケーブル化されている。

山手線は、エアーセクションは品川方面 標識の色が青赤が山手線色緑になる
山手線目黒方き電線接続部手前 奥は田町方


赤・横須賀(品鶴)上14新鶴見方、緑・横須賀(品鶴)下13新鶴見方
赤・横須賀上12品川方、白・注意 異電源となっており赤・横須賀上12品川方は、この架線とは違う部分で接続されている。 横須賀線に次の変電所が品川方とあるが、品川坑口変電所は、廃止され高輪配電所となっており横須賀線には給電していない。次は芝浦変電所が正解

赤・横須賀(品鶴)上14新鶴見方、緑・横須賀(品鶴)下13新鶴見方のき電線は
この品川変電所の先目黒川手前で架線に給電されている。
どう考えても逆。工事の関係で位置がずれているとしか考えられない。
だから赤・横須賀上12品川方、白・注意 異電源の表示が付くのでろうか?
オレンジ・須賀下11芝浦、紫・須賀上12芝浦がケーブルで、き電線に繋がる。品川変電所すぐ横
よく考えたらこの部分は、新幹線寄りは、横須賀線。目黒川付近で山手貨物線と合流する部分であった。
オレンジ・須賀下11品川方(芝浦)が緑、紫・須賀上12品川方(芝浦)が赤に変わる
手前 赤・横須賀(品鶴)上14新鶴見方、緑・横須賀(品鶴)下13新鶴見方
奥 赤・横須賀(品鶴)上12品川方、緑・横須賀(品鶴)下11品川方
百反歩道橋(大崎)から眺めると、大体のことは判るが、この横須賀線の給電だけは謎である。


ハンドホールに工カの文字 どうやら配電線用 カは動力のカ。ハンドホールのようだ。大崎運輸区の建物に繋がる


大井町新宿1,2号は66kV 地中ケーブル途中 渋谷変電所割り込み
右 地中ケーブル収納 トラフ
左 山手線 右 2本 山手電車区および大井工場行 

  
大井新宿線立上りダクト


美しい弧を描いて、山手線上部を横断し山手線内回り新宿方面に伸びる。
大井(町)新宿1,2号が収納された管路。  
 150㎜の管路の最小曲げ半径は
3mなので緩やかに曲がる。
 
大崎駅では大井町目黒1号線と表示




大井町目黒1号、大井町渋谷1号は以前は、渋谷変電所に繋がっていたが現在は目黒変電所、目黒ビル、渋谷配電所、新宿総合配電所、JR総合病院に繋がる22kV地中ケーブルとなっている。(JR東海 大崎変電所付近)
目黒変電所は大井新宿線66kV割り込みで66㎸化された
大崎駅にある断路器の構成 大崎駅には断路器が2箇所ある。
ともに埼京線側である。

りんかい線トンネルのインテクレート架線き電線部に繋がる品川変電所からのりんかい線11,12き電線
りんかい線トンネルのインテクレート架線き電線部に繋がる品川変電所から
の臨海線11,12き電線
 
 
架空でのき電線が伸びる

途中で向きを変える


品川変電所まで伸びてT字分岐する。

T字分岐部 き電線はケーブル化されてクリートで品川変電所に引き込まれる。
この部分で大崎構内線となる。

クリートで引留められたき電線は、品川変電所に引き込まれる。



大井車両基地行 特別列車内から撮影

 


T字分岐された片方がケーブル化されてりんかい線構内線となる。
左にT分岐
臨海 上下 構内線と表示
 

臨海下11臨海大井町方、臨海上12臨海大井町方と読めないでもない。通常のき電線引き出し方法ではなくケーブルがクリートで支持されている。11,12は上方面下り11上り12であるのでりんかい線の大崎始発から考えると実は、りんかい線にも品川変電所は、給電していたのである。

臨海線 品川変電所 接続点 構内線とT接続 リンク
大崎駅 品川変電所寄り 埼京線側 断路器 りんかい線11に接続
山手貨物上44下43は、閉極(ON) 山手貨物上り44は、山手貨物14と接続、山手貨物下り43は、山手貨物13と接続
両断路器に繋がった丄の中線は、現状では、山手貨物線からき電。き電線として臨海線方面線6,7番ホームに繋がる
43、44に中線が接続が定位接続


品川変電所からの臨海線き電線 断路器接続部 リンク  グーグルマップ
大崎駅構内線は、断路器部分でT分岐してき電線として臨海線方面線6,7番ホームに繋がる
通常は、5,8番線の埼京線側からの供給 
山手貨物線事故時停電の場合 品川変電所からのりんかい線11,12に接続して
りんかい線だけでの運用が可能。品川変電所脱落時は、りんかい線大井町変電所からのき電線がT字接続されているので大井町変電所からの給電でりんかい線だけは折り返し可能となる。
りんかい線方面線6,7番ホームに繋がるき電線は、五反田方面で止め置かれる。画面下から上への き電線は、山手線側にある、山手貨物からの下りき電線8番線接続

五反田方 断路器 
中線に対して断路器は山手貨物下りが閉極(ON) 新宿方面
41 山手貨物13接続 42 山手貨物14接続
定位は41接続


 山手貨物上下に繋がるT分岐 
緑 山手貨物下り 黄 山手貨物上り
Tの中線は、クリートで配線されている。山手貨物下の断路器からのケーブルが下りき電線(新宿方面)に繋がる
中線は、クリートから架空ケーブルで次の接続点に繋がる
山手通りを通過して立上る


この区分表示の新宿寄りに断路器の中線は繋がる


山手貨物線新宿方面上り下りから分岐して中線を形成して6,7番線に分岐する線路に繋がる

この区分表示の大崎寄りに繋がる。断路器の定位位置は、左の山手貨物線下り方面
 

追記  品川変電所 守備範囲 りんかい線にき電

追記 りんかい線 き電系統図 品川変電所明記




参考文献
木住野康夫;りんかい線全線開業 大崎駅改良:鉄道と電気技術2003,Vol.14 No.4, pp.15-19,



図8-3-2-1
りんかい線工事誌から引用




1360. 東京地下鉄 銀座線 浅草変電所(仮称)と花川戸機器棟(仮称)運用まじか

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