2014年12月1日

226. JR東日本 東京交流変電所(東京直流変電所併設)とその周辺

東京交流変電所


 東京交流変電所はグーグルマップでは表示名が出ない。門型鉄塔があるの部分の地下に位置する。
東京交流変電所 丸の内開閉所併設(GIS室) 丸の内変電所併設、東京直流変電所併設                    
場所: 東京駅神田方面八重洲方東京駅北部高架橋B2、NCTCビルB2,B3部分 直流変電所はB2地下に隣接。そのほかJR東日本新幹線高架地下に、新東京き電区分所がある。 

東京駅にはいろいろな線区の線路が乗り入れているが担当する変電所は、別名がついている 
京葉線 鍜治橋変電所
総武線・横須賀線 丸の内変電所(東京北部変電所)
東海道・中央・山手・京浜東北線 東京直流変電所(東京変電所)




東京駅丸の内口にあるNCTCビルの表示板
東京駅100周年記念 社員食堂開放に並ぶ人々
普段は入れない柵の内側 2時間待ち


新東京き電区分所の看板 地下2Fに開閉設備がある
一体何人の人が記念撮影をしただろうか

東京駅100周年記念 社員食堂 一般開放 メニュー

当然 カツ定食と100周年記念カレー(トッピングが100)を購入

カツカレーとして食す

社食入口にあるダクト
地下2F部の直流変電所からのき電線収納

社食入口にあるダクト
地下2F部の直流変電所からのき電線収納

ダクトに貼られたメニュー
一体なん人がこのメニューを撮影しただろうか
列は、丸の内開閉所まで伸びる。
ダクトを追うと奥に繋がる 天井部

新幹線高架とJR部分の隙間 き電ケーブル立上り箇所に繋がる

6万ボルトの表示 天井部ダクト 浜東線2回線

6万ボルトのケーブルが収納された保護管 天井部 浜東線2回線


直流変電所 入口

 直流変電所 換気ダクト

新幹線高架下 直流変電所が地下にある。普段は柵があり立ち入りは不可能。
まさかここに丸の内開閉所があるとは…
東京交流変電所 文献より引用 
交流変電所に隣接して直流変電所がある。 
東京駅構内は電力洞道で丸の内開閉所、丸の内変電所が繋がっている。
丸の内開閉所

東京交流変電所 文献より引用

丸の内 開閉所 文献より引用

おまけ 0Km ポスト
アプローチ:東京駅 困難 1979年東京駅地下電源強化のため東京交流変電所新設               受電:浜松町交流変電所からの66kV地中1回線、丸の内開閉所経由66kV1回線、神田交流変電所経由66kV2回線、浜松町交流変電所経由横須賀線トンネル経由66kV、東電常盤橋変電所からの66kV1回線予備電源(丸の内変電所受電)                                              

東京交流変電所
交流給電:東京直流変電所、東京配電所、東京地上南部配電所、丸の内変電所、鍛冶橋変電所、越中島変電所、総武線経由両国変電所22kV 丸の内開閉所経由サピアタワー、サウスタワー、ノースタワーへ66kVループ方式給電


東京直流変電所                                    
受電:連絡送電線で東京交流変電所と繋がる。
直流き電:中央線、山手線、京浜東北線、東海道線、東北縦貫

丸の内変電所(東京北部変電所)地下部の横須賀線・総武快速線にき電 
受電:両国1号(TEPCO鳩ケ谷系)、TEPCO丸の内変電所、東京1号(東京交流変電所)
   両国2号(浜松交流変電所) 3系統受電から4系統受電に途中で変更
  地下深部に位置するため非常用発電機を設備
き電:シリコン整流器6,000kW×2(建設時)

一部帰線も立ち上がっている。(中央線・碍子1個)
東京直流変電所部分


東京直流変電所部分

東京直流変電所部分

中央線 インテグレート架線の区分 き電点 
積雪時のホームでの電車屋根の雪おろしのため駅手前で
インテグレート架線が区分され停電が可能な形となっている。(現在廃止された)


右 き電区分にある 断路器(キュービクル収納)2022年時点でもうない
上部インテクレート架線部 区分
トロリ線部もインシュレータで区分


左 き電区分にある 断路器(キュービクル収納)
上部インテクレート架線部 区分
トロリ線部もインシュレータで区分


キュービクル部拡大 

改良型インシュレータ

東京直流変電所からの き電線が中央線高架に引き上げられる

東京直流変電所からの 帰線が中央線高架に引き上げられる。正面鉄構
その上は、中央線へのき電線が通過している。

非常用発電機排気口丸の内変電所

新幹線ホームより遠望
東京直流変電所部分





東北縦貫開通前 東海道線東京駅は7・10番線が主本線となる。
分岐側が主本線となるが場所が狭隘なため、振分分岐器を設置して
極力制限速度を上げるように配慮されている。文献より引用

NCTCビル 遠望
東電 常盤橋変電所入口 地下トンネルで常盤橋変電所に繋がる
外見は普通のビル  JR東日本の東京駅の予備電源供給元
丸の内変電所へ

裏に回ると如何にも変電所態の様子 換気口が見える。



参考文献(順不同)

清水和彦ら:丸の内開閉所向けループ送電線PCM保護システム 
鉄道サイバネ・シンポジウム論文集(CD-ROM);2006,43rd,論文番号623、pp.1-4

櫛谷浩之ら:東京交流変電所他改良                                       
東工技報;2010,Vol.23.No8,pp.243-251

三田貞雄ら:東京交流変電所の概要                         
電気鉄道;1979,Vol.33,No.11,pp.15-19

坂本雅弘:東京変電所配電用変圧器事故概況について 
電気鉄道;1977,Vol.31,No.9,pp.25-27

藤沢一朗ら:東北縦貫線整備(東京駅構内線変更)
東工技報;2011,Vol.24,No.8,pp.189-193

渡邊誠司ら:東京駅構内における電力洞道の施工計画
土木学会年次学術講演会講演概要集(CD-ROM);2006,61st,Disk2,論文No.6-206、pp.411-412

櫛谷浩之ら:東京駅南部特高配電所新設工事報告
東工技報;2010,Vol.23,No.8,pp.252-258

松村博志:エネルギーのベストミックスを考慮した東京駅サピアタワー
クリーンエネルギー;2008,E0802-06,pp.60-62,

丸の内変電所について記載
竹内竹次:東京駅地下丸の内変電所火災事故
電気鉄道;1987,Vol.40,No.12,pp48-49

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